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「モリのアサガオ」@テレビ東京

裁判員裁判制度が始まって初めての「死刑求刑」。結果、「無期懲役」となった。

裁判員は数名で構成されているとは言っても、ひとり一人のその責任はかなり重い。
その存続など、前法務大臣が提起していった「死刑執行の意味」についても同じく、答えは、よく議論を重ねて出さなくてはならない。

今シーズンのテレビドラマはこちらで紹介したドラマ、モリのアサガオは、見ごたえがあります。
「モリのアサガオ」は、いみじくもこの問題について考えるきかっけになるドラマだと思うし、今まで扱われなかったドラマジャンルです。

放送がテレビ東京だけですから電波の届かない地域の方は、漫画を読むか、関連書籍を読むか、地方局の頑張りで再放送を待つか・・と言う事になりますが、考えるきっかけの一つの選択肢に加えて頂きたいです。



死刑囚が刑の執行まで「拘置」される場所でのドラマですが、話を現実に戻して、「死刑囚」=[拘置所]、「無期懲役囚」=「刑務所」と言う区別、「極刑の意味」・・深く考えさせられます。禁断の刑執行シーンまで映し出すこのドラマは、脚色されている部分もあるのでしょう。

でも・・・

拘置所に勤める所員が、絞首刑を実行する場合に複数ボタンを押しそのうちの一つが執行ボタンに通じている・・
これって、裁判員制度でも「死刑宣告を決定する話し合いに参加した」事に相応するような気がします。

自分が押したボタン・・自分が出した意見・・

本当に重くて、重くて・・重い。

死刑廃止論じゃでもないし、死刑温存論者でもない一介の主婦ですが、誰もがなる可能性のある「裁判員」。どの事件を裁くかなんて、当日にならないと判らず・・・

このドラマをきっかけにいろんなことを調べるうちに、頭をかきむしりたくなっています。

近代日本では、殺人以外の罪で死刑を言い渡されることはまずなく、逆に言えば[人の死は人の死を持って]と言う事になるのでしょう。
では、人の死を必然的にもたらす事には死を与える人がいて・・・

命ってなんでしょう。。

猟奇的な殺人(無差別)は、加害者が「死」を持って、自分の悦楽の終わりを知るべきと言うのもわかる。

本当に難しい。。

海外の少数の国では、終身刑と言うものがありますが、無期懲役との違いは、「出れる可能性があるかないか・・」だとか。
この人無期懲役です。模範囚でしたの場合は、最低期間はあるそうですが、ある程度模範囚としていれば、少しは外の空気に触れることができる可能性があるそうです。少なくなってきている事例になっているようですが。。
終身刑に服すると、精神的に病み病気に侵され、その命が無残な結末を辿る事もよくあるそうです。
もちろん、終身刑は、その服役中は税金でその命が長らえるのですから、善しとしないと言う事もわかるんだけど・・
絞首刑だって、気絶してその時を迎える(日本)、首の骨を折り即死状態(海外)などと種類があるとか・・

もし自分が、極刑をもってその罪を償うべき・・と判断するのが妥当と言うような判例にあたってしまったら。。

答えは出ません。

なんだか胃が痛くなるけど、目をそむけてはいけないと思うのですが。。
by lymphe-beauty | 2010-11-02 01:56 | つれづれ・・


姫と共に生きる道のり        HN : 伽羅


by lymphe-beauty

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